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第4章 愛娘を待ち伏せ

「梨果はこんな生活をしているのか……」

小説『あぶな絵の少女』を読み終えて早速の感想がそれだった。ヒロインの名前こそ違うがヌードモデルをする話など明らかに梨果の歩んだ足跡を辿るものと思えた。

「とにかく父親が最悪だ……」

その辺の忠実さを鑑みると描かれた性生活などもかなり実際に則した内容ではないかと思われた。
実の娘の事なので親としては遺憾であるし、男としては嫉妬に狂う内容だった。

「関係のない読者からしてみれば夢のような話でもあるのか。」

一条院巴……古川賞を受賞しただけの事はあって彼のこの作品には引き込まれた。不本意ながら途中何度もペニスを隆起させられる場面も多くあり、これが梨果の事だと思うと我慢できずに自慰に浸ったこともあった。
愛娘をよその男にかすめ取られた思いと、その男に辱められる娘を想像した自慰は異常な快感と共に大量の精液を放出した。

「梨果……梨果……うっ！…うっ！」