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幼なじみのフヒト君
第4章 カラオケで
ははは 絵になるな。
咲は美人だ。
変態だが。
変態だけど…。
要先輩の言葉に甘えて、そのままトイレに連れ出す。
部屋を出て暫くすると、咲がはぁとため息をついた。
スルリと要先輩から離れると、ニヤリとする。
「ちょっ咲!さっきの演技!?」
わたしは目を剥いた。
「うん。優花と聖先輩を二人にしてやろうと思ってね。」
私達は絶句した。
「このまま帰っちゃってもいいけど、バッグ置いてきちゃったからなぁ…」
う~ん、と腕を組んで渋い顔をしている。
「そういう事は初めに言ってよね…」
「ほんとに。」
要先輩と呆れてため息をついた。
「そうだ、別の部屋に入ろうか?」
「それしかないね。」
しかし、優花が心配して探しに来るんじゃないかと思ったが
「大丈夫、優花にはそれっぽいこと言ってあるから」
それならと私達は頷いて別の部屋に入ることにした。