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幼なじみのフヒト君
第5章 電車

ジンジンと全身が痺れ目の前がチカチカする。
足に力が入らず、今にも崩れ落ちそうになる。
必死で不日人にしがみつきながら、やっとこれだけ言うことができた。
「不日人…はぅ…愛してる。」
子供がこんな事をいうのは、世間知らずだろうか。
でも、もう好きと言う言葉では伝えきれないほど気持ちが彼を欲しがる。
四肢が、胸が、身体が、頭が…髪の毛一本、一本が不日人を欲しがっている。
繋がった部分からそれを感じたのかはわからないが、不日人がわたしの中で一際膨らんだ。
不日人の瞳が小さく揺れ、深く深くわたしに入り込む。
「あっふひ…も…もう…だめっ」
ぢりぢりとせり上がってくる電流が不日人の動きに合わせて、遂に脳に達した。
「あああっなんか!なんかくる!!ひぁぁっっ」
「舞ちゃん!」
ビクンっ!!
二人で大きく跳ね上がり、絶頂に達した。
「は…はぁ…はぁ…」
二人とも息を荒くし、そのまま路地裏で座り込んだ。

