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愛してるなんていらない
第9章 過去

一人で照れていると彼が前を見たまま言った。

「これからは当日にいわず、ちゃんと連絡するよ。」

「え?」

何を見ているのか目線をたどると、マンションの前に人が立っていた。

「....創..」

「今日店に来てた子だよね?..早く行ってあげて。」

「え、で、でも..」

もう少し一緒にいたい、とは言えなかった。

「ほら、きっと咲ちゃんを待ってるんだよ。」

「..」

私はお礼を言うと仕方なく車を下りた。

「またね。」

窓をあけてそれだけ言って、彼はすぐ車を出した。

「....」

車が後ろを通ると、創がじっと車内を見ていた。

車が見えなくなってから創の方へ歩いていく。

「創。」

「咲...」

「....」

名前を呟いて俯く彼と向かいあう。

すっと彼の手を引いて、マンションに入った。
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