この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛してるなんていらない
第9章 過去
「わがまま言わないの!ほら。」
ちょっと安心して優しく腕を外すと、素直に従った。
私はボタンを押してお湯を溜めながら、服を脱ぐ。
それを創はじっと見ていた。
「..なに..」
「別に。」
そういうと少しして自分も脱ぎ始める。
私は先に入り、シャワー出す。
流れる水を見ながら
(私は何をしてるんだろう..)
と思った。
すぐに創が入ってくる。
いつものように二人で洗い合って、湧いた湯につかり、後ろからギュッとされたまま黙っていた。
「ごめん急に....」
「うん。」
「迷惑だと思ったけど...」
抱きしめる力を強める。
「うん。」