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愛してるなんていらない
第10章 失踪
「百合と買い物なんて久々!」
私は百合と買い物に来ていた。
「そうね~三年になって忙しくなったしね..まぁあんたはいいわよね、就職先も決まったみたいなもんだし。」
「まあね~..あ、これかわいい!」
ショーウィンドウに飾ってあるワンピース。
あんた似合いそう、その百合の言葉に店に入った。
「いらっしゃいませー」
「あの、ショーウィンドウのワンピース着てみたいんですけど..」
「かしこまりました、少々お待ちください」
店内を見渡してみる。
(こういう感じ、洋一さん好きかな..)
そんなことを考えながら商品を手に取る自分に気づいて慌てて、戻した。
「何してんの?挙動不審よ。」
百合が笑いながら言うのを笑って返した。