この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛してるなんていらない
第12章 初恋
「..ということなの。ややこしいでしょ?引きました?」
「いや..大変だったんだね。」
「....」
「あのさ..今いうべきかわからないけど..」
「はい。」
「咲ちゃんに付き合ってほしい。」
「え..」
「あの日からずっと気になってた。」
「洋一さん....」
「咲ちゃんが辛い思いをしたのも、もしかしたら付き合ったことないってゆうのも、それが原因だとしても...俺、咲ちゃんに隣にいてほしい。大事にするから。」
私は洋一さんを見つめかえした。
悩んだ。創の顔が浮かぶ。
母の顔も浮かんだ。
『咲にも絶対見つかるから』
私は前に進まないといけない。
洋一さんなら....
「お願い..します....」
私は小さく頭を下げた。