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愛してるなんていらない
第15章 類似
「お久しぶりですせんぱーい!」
言葉を伸ばして私の方に走ってくる姿が何だか懐かしかった。
「祐子、元気にしてた?」
「はい~先輩は?」
「私も。入ろ。」
中に入り窓際の席に座る。
コーヒーを頼み、私は祐子に謝った。
「ごめんね、いきなり。」
「いいえ~私も暇だったんで~」
「そう。あっ、ねぇ雄介さんとはどう?」
「え~そうですね~..毎日連絡は取ってるけど..全然あえなくて..」
そういってショボンとする祐子。
「やっぱり忙しいんだ。」
私は少しホッとした。
「先輩もですか?」
「うん。もう2週間連絡来てないし。」