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愛してるなんていらない
第17章 目撃
(せっかく楽しかったのに..)
そう思いながら
またみんなのことを思い出して、顔が緩む。
(かわいかったなぁ~)
生意気なくせに、あのグループの中に好きな女の子がいたみたいで、近づく度に顔が真っ赤になる姿が愛しかった。
「あぁもう...一旦公園戻るか。」
私は諦めて、来た道を戻った。
公園には誰もいない。
「走ってきて..こっちから?あれ、どっちから走ってきたっけ..」
色々とシミュレーションをしてみるが思い出せない。
その時肩に誰かの手が触れた。
「お姉さん。何してるの?」