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愛してるなんていらない
第17章 目撃
「つ、疲れた..」
バイバーイ、と手を振る子供たちに手を振り返して、私は疲れ果てた身体を引きずりながら歩いた。
(子供のパワー恐るべし..かれこれ2時間も..)
あれよあれよという間に子供が増え、いつの間にやら大勢でサッカーをしていた。
「明日筋肉痛だよ..」
一人で呟いて、公園を出て歩く。
見渡してみるといつの間にやら全然わからない住宅街にでていた。
「やば..ここどこだ..」
まだ17時だというのに冬の夜はすでに真っ暗だった。
「あーもう!最近全然いいことない..」
ため息をついてとりあえず歩いてみる。