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第19章 繋想

その時....

タッタッタッタッ！

「え....」

ふと顔を上げた。

するといきなりドアが開いて私は抱きしめられた。

「....創!?」

「....」

何もいわずに驚く私の顔を覗き込むと

「..咲..」

私の名前を呟き見つめ合う。

「創ぉ..」

また涙が溢れてくる。

（ダメなのに...どうして...）


そしてどちらからともなく唇を重ねた。


創の後ろで扉がパタンと音をたてて閉まった。