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愛してるなんていらない
第3章 出会
「その先輩って彼女いるんでしょ?」
「ふん。」
うどんを啜りながら私は答えた。
「うん、って....あんたのその病気、どうにかならないかねー」
呆れたように言う百合に私は首を傾げた。
うどんを飲み込む。
「..百合は?久々に彼氏に会ってどうだった?」
するとパアッと顔色が変わって、頬を染めた。
「よくぞ聞いてくれた!ほらコレ!」
クイッと顔を横にむけると、耳に光るピアスがついていた。
「新しいやつじゃん!てかそれ!」
私が興奮気味に身を乗り出すと、ドヤ顔で百合がピアスに触れた。
「そうなのよ~ん!一回さ、電話で言ったことがあってさ!そしたら買ってくれてたの!」
「いいなー!」