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愛してるなんていらない
第21章 愛してるなんていらない
「ああ?あんたらのためにどんだけ動いたことか..」
ふぅ、とため息をつく百合。
「例えば?」
私が聞くと腕を組んで胸を反らした。
「彼女ができたって嘘を言って咲を煽るとか..」
「それは百合が勝手にゆったんじゃん!」
「はぁ?そのおかげで自分の気持ちに気づけたんでしょ。」
ふんっという百合。
あの女の子は創の友達の彼女で、彼氏のプレゼントを選びにきていたらしかった。
たまたまそれを私は早とちりして、
彼女と勘違いしたのだ。
「てことでまずはあそこに新しくできたカフェのチョコレートケーキと~苺のパフェと~..」
そんな百合を私と創は顔を見合わせて笑った。
「あ、クレープもいいなぁ〜」
うっとりという百合の横顔に、私は呆れながら聞いた。
「ねぇ、百合、私の気持ちにいつ気付いたの?」
すると百合はふっとその綺麗な顔を緩めて笑った。
「ばかね、あんたのことなんか見てたら分かるわよ。」
…私はきっとこの親友にこれからも敵わない。
ふぅ、とため息をつく百合。
「例えば?」
私が聞くと腕を組んで胸を反らした。
「彼女ができたって嘘を言って咲を煽るとか..」
「それは百合が勝手にゆったんじゃん!」
「はぁ?そのおかげで自分の気持ちに気づけたんでしょ。」
ふんっという百合。
あの女の子は創の友達の彼女で、彼氏のプレゼントを選びにきていたらしかった。
たまたまそれを私は早とちりして、
彼女と勘違いしたのだ。
「てことでまずはあそこに新しくできたカフェのチョコレートケーキと~苺のパフェと~..」
そんな百合を私と創は顔を見合わせて笑った。
「あ、クレープもいいなぁ〜」
うっとりという百合の横顔に、私は呆れながら聞いた。
「ねぇ、百合、私の気持ちにいつ気付いたの?」
すると百合はふっとその綺麗な顔を緩めて笑った。
「ばかね、あんたのことなんか見てたら分かるわよ。」
…私はきっとこの親友にこれからも敵わない。