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愛してるなんていらない
第4章 用無
ーピンポーン
ドアを開けると、ムワッと湿気を含んだ夜の空気が入ってきた。
「咲ちゃん。」
先輩はギュッと抱きついて、スーッと息を吸い込んだ。
「あぁ..咲ちゃんの匂い..」
「先輩、ここ玄関だから....」
私がそういうと名残惜しそうに私から離れ、靴を脱いだ。
リビングに入るとまたすぐ後ろから抱かれる。
「お風呂....」
「いい、このまま咲ちゃんと..」
そういって素早く手を部屋着の下に入れてきた。
プチンとホックを外し、私をくるりと向かい合わせにする。
「汗かいて、きたないから..」
逃げようとする私を無視し、顔を近づけた。