この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛してるなんていらない
第4章 用無

「ごめんね、じゃあね」

大して心のこもってない謝罪の言葉に 無言で頷いた。

キィー と玄関の扉が開く音がしてすぐバタンと閉まった。

(終われば用なし....か)

自虐的に笑い、タオルケットに顔をうずめた。

静まり返る部屋の中、私はぼぅっと座ったまま、溢れ出す涙を止められなかった。

悲しくない。ただ、寂しい。

「今日は、一人で寝ないとダメなの..」

ふいに昼間の百合を思い出した。

恐れるあまり自分で選んだ道。

けど、大きな手で 優しく包みこんでくれる温かさが 恋しかった。

/246ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ