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愛してるなんていらない
第1章 誰?
『これ俺の。何かあればすぐ足がつくでしょ。』
『で、でも..』
『だいじょーぶだよ、百合!私この人と帰る~』
私が言うと 百合は戸惑って
携帯と私を交互に見た。
『ほら、本人の了承も得たし。』
『~~..じゃ、じゃあお願いします..
ごめんね、咲』
そういうと男から連絡先を貰い
申し訳なさそうに、少し不安そうに
チラチラ振り返りながら店を出ていった。
『....さて、咲ちゃん..だっけ?』
男は百合のいた、私の向かいに座った。
『はい!』
イケてる男と二人の状況に
私はすっかり舞い上がっていた。