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愛してるなんていらない
第9章 過去
「雄介はね、高校からの親友なんだ。」
「..はぁ..」
「それだけ。」
「じゃあ他に..」
「まず俺の対象は男じゃないし、男なら君を食事に誘ってない。」
「はぁ....え!?」
「つまり女の子が好きってこと。」
いや女の子が好きってのは語弊があるか..とぶつぶつ言っているが、私はそれどころじゃなかった。
「....」
「どうしたの?」
「....えと....」
「?まぁとりあえず、咲ちゃんは雄介をってゆうのは勘違い?」
「....ん?あ、ああああ、そう!」
「なに焦ってるの?」
不思議そうに私を見ると、店員が持ってきたつくねを口に放り込んだ。