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人妻縄人形
第2章 囚われ、淫ら、
 静香の質問に、少し考えながら一樹は答えた。


「三沢君かぁ、彼女には悪いことをしたかな?彼女が一番個人秘書になりたかったんだ。それに彼女には、その資格があった。ただ、待たせ過ぎちゃったんだ。お陰で俺が振られちゃったがな。」


「まさか!そんな。それであの矢吹さんと?ですか?」


「あぁ、その通りだ。それに、彼女は実質的には、個人秘書と同じだった。だが、会社の中のネズミどもを、おびき出すために本社から俺は、姿を隠す必要があったんだ。だから、それからすぐだよ矢吹君と付き合いはじめたのはね。」


 静香の中に訳のわからない嫉妬が芽生えはじめた。


「あの、三沢さんが個人秘書と同じだったって、、。私と同じだったって、ことですか?私と同じように、お義父さまとあんなことをしてたって、、、。」


 言葉は途中で消え、唇は生暖かいモノで塞がれ、口の中にザラッとした感触のモノが侵入してきた。


「んん、んふぅ、、んん、、」


 一樹の接吻(くちづけ)に静香の嫉妬は消え去り、痺れるような官能への欲望が一瞬、燃え上がった。
 しかし、唇が離れるとブスブスと置き火のように嫉妬の炎が再び燃えはじめた。


「お義父さま、今のは、ズルイ!」


 あわてて静香が口を押さえたが、間に合わなかった。
 一樹が、面白そうな顔で静香を見ながら、


「ふふ~ん、ヤキモチかい?お前の思っている通りだよ、静香。三沢君とは、二年前まで、そういう関係だったんだ。もちろん、死んだかみさんも正樹も、知なかったがな。まあ、二年前に彼女の方から彼氏ができたから、別れて下さいってな。」


「えっ、じゃあ、お義父さまが振られたんですか?まさか?」


「あぁ、その通りさ。まっ、三年くらい前からこっちにほとんど帰れなくなったからなぁ。まあ、彼女を巻き込まないためだったんだが、寂しい思いをさせてしまったみたいだ。相手の大ネズミに彼女と俺の関係を知られたら、彼女の身が危ないって考えたんだが、彼女は巻き込んで欲しかったんだと思う。だから、それっきりだ。」


 一樹の言葉におどろきながら、


「でも、だったらなぜ私なんですか?私にだって身の危険があるかもしれないじゃないですか!違います?」


 キッと、にらむように見返されて、ためらうようにゆっくりと静香に言った。


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