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人妻縄人形
第2章 囚われ、淫ら、
「うん、そうなんだ。だが、お前は俺の個人秘書だ。そして、お前は義理の娘だ。だから、二十四時間一緒にいても、変な噂を流されることもない。そして、相手の正体がわかった今となっては、お前に手をだすことは相手にとって、命取りになるからね。だから、安心しなさい。」


 最後はさとすように、やさしく言った。
 静香は聞きながら、三沢由布子への嫉妬が消えて行くのを感じていた。


「つまり、私は安全だってことなんですね。安心しました。」


(バカッ、なにを喜んでんの!三沢さんもお義父さまの奴隷だったのよ!つまり、だから、さっき?でも、いまは、私が奴隷、バカッ変態!)


「ふふ、ヤキモチは収まったかい?ソロソロ、外に出る支度をはじめようか?」


 そういいながら、一樹は、ゆっくりと立ち上がり浴槽を出た。
 身体にボディソープを塗り、泡立てた。
 一瞬、ぼうっとして一樹の様子を見ていたが、


(どうしよう、少し恥ずかしいかな?でも、もっと恥ずかしいとこ見られてるし、、。)


「ヤキモチ、ですか?えぇ、お義父さまには隠せないんですね、ヤキモチ収まりましたわ。」


 そう言って、静香も一樹の横でボディソープを泡立て始めた。
 汚れを落としさっぱりとして、バスタオルを巻き小屋に帰ると、一樹に導かれるように小屋から少し離れた白い壁に囲まれたリビングのような場所に連れて行かれた。


「えっ、ここは?リビング?」


 静香は、なにがなにやら、わからなかった。


「少し違うかな?そこの扉を開けてみなさい。似合うのがあると、良いんだが?」


 そう言いながら、静香の右手を取り一番近い扉に触れさせた。
 指先が触れた瞬間、扉が横にずれ、クローゼットが現れた。


「えっ、うそっ!?」


「気に入ったのを身に付けなよ。下着も全てあるはずだ。一緒に選ぼうか?それとも、選んであげようか?」


(さあて、一人で決めるのかな?まあ、どちらでも楽しみだがな。)


 そう言いながら、茫然と立ち尽くす静香を横目に隣の扉を開けた。


(どうしよう?こんなに沢山の衣装。でも、一緒に選んでもらおうかしら?でも、裸だし、あっ、下着もあるって言ってたわね?)


「あの、下着はどの辺にあるんですか?上は良くても、下着がだめじゃあ、ね?」






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