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人妻縄人形
第3章 淫ら咲き人妻秘書
 隣のクローゼットより少し狭い部屋には、イロイロな淫具と鞭、縄とロウソク、さらに鈴など知らぬ者が見れば、ゾッとするものが並んでいた。


「ローターとバイブレーターはこいつだな。無線のやつもいるな。ふふふ、よしよし、あとは向こうについてからだな。」


 一樹は口に出しながら、一つ一つの道具をバッグに入れ始めた。
 バッグの口を閉じ、外に出て扉を閉めると、静香の声がクローゼットの奥から聞こえた。


「お義父さま、すみません。ちょっと中へいらしていただけます?」


「どうしたね、静香?気に入ったのがあったかな?中に入るよ。」


 静香の声に答えるように、一樹はゆったりとクローゼットの中に入った。
 服のカーテンを潜り抜けると、ソファーに座り、明るい鮮やかな赤のスーツに白いブラウスに赤のタイトなミニスカートを身に付けた静香が、ハイヒールを2つ手に小首を傾げていた。
 赤いスーツとタイトミニが、身体のラインをクッキリと浮き立たせ、静香の魅力を引き立たせていた。


「うん、いいなぁ。良く似合ってるよ、静香。靴で迷ってんのかな?」


「あっ、はいっ、どっちも良くて、迷ってるんです。」


「ふむ、はいてみなよ。その方が、どっちが似合うかわかるから。」


 嬉しそうに、はい、と答えながら、赤いエナメルのピンヒールをはいた。


「いいな、ヒップが強調されてセクシーだ。いいな。ふふふ、虐めがいがあるな。」


「やだ、恥ずかしい。でも、嬉しい!」


「少し、そこで一回りしてみなよ。全部見たいから。」


 はい、と言って、その場でゆっくり身体を回し始めた。


(やだ、見られてる。あ~、だめ、お尻、突きだし過ぎよ。あっ、胸張りすぎ、、見られてるのに、もっと、見て、欲しいのかな?ばかっ!)


「うん、いいな。綺麗だ。ふふふ、もう一つのもはいてみな。」


「きゃっ、嬉しい!ドキドキします。」


 そう言いながら、赤いエナメルにスワロフスキーの小さな星が散りばめられたピンヒールに履き替えた。
 さっきと同じように、ゆっくり回って見せた。


「いいな、でも、前の方がいいな。赤一色にブラウスの白の色がアクセントになってるな。」


「嬉しい。じゃあ、履き替えます。あの、メイクわ?」






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