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人妻縄人形
第3章 淫ら咲き人妻秘書
 静香の質問に、迂闊な(うかつな)自分に苦笑をしながら、


「メイクは右の扉を開けてみなさい。ほとんどそろっているよ。俺はリビングで待ってる。」


 そう言いながら、静香に背を向けクローゼットを出ていった。


(さて、どうするかな?出来上がるまでしばらく待つか?予約はいいか?慌てるな。)


 自身の欲望にはやる気持ちを、一樹は押さえつけながら、ソワソワとした気分で静香のメイクをまっていた。
 三十分ほどして、クローゼットから美しい顔を引き立たせるメイクを施した静香が出てきた。


「うん、いいな。綺麗だ。」


 そう言うと、いきなり静香を抱きよせ唇を重ねた。
 身体を密着させ、一樹の体温が布地を通して静香の女の部分を刺激した。
 唇が名残を惜しむように離れ、


「お義父さま、ルージュがつきます。」


「ふふ、構わないさ、お前の口紅なら。それに、久しぶりだしな。」


「そんな、久しぶりなんて、でも、嬉しい。」


 少し恥ずかしそうに、静香が頬を染めた。


「さあ、でかけようか。みんなが待ってるよ。少し会社の中を見て回ろう?」


「はい、お披露目ですね?」


 あぁ、とうなずきながら静香の腰に手を回したまま、歩き始めた。
 ドアの前まで来ると、


「下へ降りたら現実世界へ逆戻りだ。覚悟はできてるか?」


「はい、お義父さまが居て下さるなら、大丈夫だと思います。」


 よし、と言いながらドアを開けた。
 階段を一段一段、ゆっくりと社長室へ降りていった。
 社長の机のパソコンの画面にメールと、連絡のアイコンが点滅していた。
 一樹が軽く触れると木谷が、少しイライラした表情で、


「あっ、社長。ご用はお済みですか?」


「あぁ、終わった。なにかわかったかい?」


 面白いものを見る顔で、木谷の報告を一樹は聞いていた。


「わかった。それじゃあ木谷君、矢吹はエサに食いついたんだね。まぁ、三沢君のためにも、パリに行かせてやってくれるかい?」


「はい、そのように。では、あとはお披露目のあとですか?」


 少し、残念そうな木谷の声を聞きながら、


「いや、あとは明日だな。それと、メールを入れといてくれないか?明日の準備はそれで大丈夫だろう。じゃあ、あとで。」


 そう言って、通話を切った。
 そして、もう一度パソコンに触れた。
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