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さげまん女の憂鬱~こんな私でよければ~
第4章 私、「さげまん」らしいです
霧島は「ううっ」と呻いて倒れこみ
良美を強く抱きしめた。
「可愛かったよ。俺たち体の相性はバッチリだね」
まだ体に力が入らなかったが、
精一杯、良美は霧島を抱きしめた。
「少し、強引だった。反省してる」
「いいんです。嫌じゃありませんでしたから。
…旦那とは別れます」
本当のセックスを経験したら、
夫とのセックスレスの生活には戻れない。
それに、霧島の愛撫はとても愛に溢れていた。
霧島は自分の快楽ばかり優先させるのではなく、
互いに気持ちよくなろうとしていることが分かった。
「離婚なんて軽々しく口にしてはいけないよ
妻がいなくなった男がどんなに惨めか
僕はイヤと言うほど知らされているからね」
あらためて霧島という男は大人なんだと
感じずにはいられなかった。
「お互いに都合の良いときに
こうして体を重ねる…
そういうドライな関係ではダメですか?」
「霧島さんの気持ち、よくわかります…
少し考えてもいいですか?」
「いいよ、良い返事を期待してるからね
でも…待ちたくないな」
そう言って霧島が身を寄せて来たと思ったら、
乳首を甘噛みされた。
「霧島さん!」
「身体の相性がいかに大切か、
しっかりとその体に刻んでやるよ
そして、きっと俺と付き合うと言わせてみせる」
激しくイッたばかりなのに、
霧島さんが舌でねっとりと乳首を弄ぶと、
もう秘部が切なくなる。
良美は身をよじった。
「じゃあ…ドライな関係で…お付き合いします。
だから…やめないで…
もう一度、逝かせて…」
霧島さんが笑いながら
良美に唇を重ねて来た。