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仙境綴~美しき仙界の王と身を捧げる少女~
第4章 第三話~砂漠の鷹~
 慣れてはいたけれど、修明に幼く見られたことにひどく傷ついたし、そんな自分は彼には女としてはさほど魅力がないのだろうと思えば、尚更落ち込んだ。修明が一つ屋根の下で共に暮らしながらも翠華に触れようとさえしないのは、自分に魅力がないせいだと思えば、哀しくなった。それならば、何故、彼が翠華を大枚を積んでまで身請けしたのか益々判らなくなる。修明は自分がそうしたかったからだと翠華に言ったけれど、その理由については依然として曖昧なままである。
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