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地獄視
第4章 憑依
ピロリン♪
誰?崇
ん?いや、次回の撮影の件で打ち合わせだよ。
ま、さ、か、浮気じゃないでしょうね?
貸しなさいよ笑
コラ!やめろって
怪しい〜なぁ〜
女でしょう?
ちげぇ〜し
疑ってんじゃねぇよ。
だったら見せれるはずよね?
プライベートまで干渉するなよなぁ。
浮気したら殺すからね。
下半身にぶら下がってるヤツをちょんぎって
使い物にならないようにしてやるんだから。
こ、怖いこと言うなよ…
本気だからね。あたしは
分かってるよ。…ッたく。
薫子は桐生に釘を刺しておいた。
本当にやるつもりはない。
やる度胸もない。
崇は横を向いて寝てしまった。
寝たのぉ…ねぇったら。も一回。ね?
んもうッ!
ピロリン♪
ん?またぁ?誰?いったい…どれどれ
薫子は桐生のスマホを崇の顔に当てロックを解除した。
LINEを開いてみると、そこには慶子からの連絡が来ていた。
…やっぱり。
薫子は勝手に返信しようとしたが、手を止めた。
返信がバレたらダメか。
タロットの死神カードの逆位置は再出発。やり直しの意味。
それなのに。あの子ったら。
諦めの悪い子ねえ。
薫子は内容を読んでいるうちに次第にムカムカしてきた。
なんなの!あの女!
ちょっとばかり見た目がいいからって。
ハッ…私としたことがつまらないヤキモチを。
大人げないなぁ。
何だか具合悪くなってきた…
明日病院にでも行くかな。
翌日、薫子は病院の待合室で順番を待っていた。
ここって確か…
そう。薫子は名前を呼ばれて診察室を入ると医師の顔を見るなり
声をあげていた。
あ!あなたは確か以前お会いした事がありましたよね?
慶子ちゃんの…
ああ、あなたでしたか。
カルテの名前を見てそんな気がしていましたよ。
どうされました?今日は
いえ。少し具合が悪くて。
精神的な悩みならカウンセラーを紹介しますよ。笑
いえ、そんなんでは…
僕の方がカウンセリングを受けたいくらいです。
何だか慶子に振られたようですし。
そ、そうなんですか。それは知りませんでした。
直接言われたんですか?
いえ、言われてはいませんが、分かりますよ。
彼女の態度を見ていれば。
薫子は以前、慶子に彼を紹介されたことがあった。
だから覚えていた。
薫子も接客業をしているため、人の顔は一度見たら忘れない性格をしている。
しかし、珍しいですね。
病院とは無縁の薫子さんが病院だなんて。
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