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想い人
第5章 新たな想い人

透也の指が私の指に絡みつく。
会社の中なのに恋人繋ぎ!
すごいドキドキするっ。
「あれ? 透也先輩」
作原さんと露木さんが駆け寄り、私は慌てて透也の後ろに隠れた。
チラリと私を見た作原さんと露木さん。その目は、完全に勝ち誇ったような目をしていた。
「蕾さんと結婚するって本当ですかぁ⁉︎ 」
作原さんが祈る様に組んだ両手を口の前に当て、ウルウルとした目で透也を見る。
「嘘だよ」
即答する透也。
結局、蕾さんは何をしたかったんだろ。
やっぱり透也が好きだったのかな?
透也が私を…すっ…好きに…なってくれて、そしたら蕾さんは透也が好きだって気付いたのかな?
蕾さんが自分の気持ちに気付くタイミングが早かったら、私の想いは届かなかったんだよね。
ギュッ
作原さんと露木さんから隠すように、透也の背中で繋いだままいた手に力を込める。
透也の手と私の手が繋がっているのは奇跡なのかもしれない。
会社の中なのに恋人繋ぎ!
すごいドキドキするっ。
「あれ? 透也先輩」
作原さんと露木さんが駆け寄り、私は慌てて透也の後ろに隠れた。
チラリと私を見た作原さんと露木さん。その目は、完全に勝ち誇ったような目をしていた。
「蕾さんと結婚するって本当ですかぁ⁉︎ 」
作原さんが祈る様に組んだ両手を口の前に当て、ウルウルとした目で透也を見る。
「嘘だよ」
即答する透也。
結局、蕾さんは何をしたかったんだろ。
やっぱり透也が好きだったのかな?
透也が私を…すっ…好きに…なってくれて、そしたら蕾さんは透也が好きだって気付いたのかな?
蕾さんが自分の気持ちに気付くタイミングが早かったら、私の想いは届かなかったんだよね。
ギュッ
作原さんと露木さんから隠すように、透也の背中で繋いだままいた手に力を込める。
透也の手と私の手が繋がっているのは奇跡なのかもしれない。

