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想い人
第5章 新たな想い人

「じゃあ、高梨さんと別れたっていうのは?」
露木さんが透也の後ろに隠れるようにいる私をチラリと見る。
半笑いのその顔は、透也からの答えが”yes”だと確信してるみたい。
でも、
ギュッ
繋がれた手に力が込められる。
そして、グイッとその手が作原さんと露木さんの目の前に差し出された。
「それも嘘」
そう言うと、透也は繋いでいた私の手を自分の口元へ運ぶ。
チュッ
リップ音を立てて、透也の唇が私の手に触れる。
「─────…っ‼︎ 」
作原さんと露木さん、そして私も、妖艶に笑う透也に釘付けだ。
「”彼女気取り”じゃないから……。美空は俺の”彼女”だから」
そう言って、透也は作原さんと露木さんに笑いかける。
顔を真っ赤にして立ち尽くす2人をそのままに、透也が私の手を引き歩き始める。
こっ…こんな甘い透也、知らないっ‼︎
すごいすごい恥ずかしいっ。
でも、嬉しい……。
露木さんが透也の後ろに隠れるようにいる私をチラリと見る。
半笑いのその顔は、透也からの答えが”yes”だと確信してるみたい。
でも、
ギュッ
繋がれた手に力が込められる。
そして、グイッとその手が作原さんと露木さんの目の前に差し出された。
「それも嘘」
そう言うと、透也は繋いでいた私の手を自分の口元へ運ぶ。
チュッ
リップ音を立てて、透也の唇が私の手に触れる。
「─────…っ‼︎ 」
作原さんと露木さん、そして私も、妖艶に笑う透也に釘付けだ。
「”彼女気取り”じゃないから……。美空は俺の”彼女”だから」
そう言って、透也は作原さんと露木さんに笑いかける。
顔を真っ赤にして立ち尽くす2人をそのままに、透也が私の手を引き歩き始める。
こっ…こんな甘い透也、知らないっ‼︎
すごいすごい恥ずかしいっ。
でも、嬉しい……。

