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想い人
第5章 新たな想い人

「くふふっ」
透也の後ろを歩きながら、笑い声が漏れちゃう。
透也がヤキモチ……。
透也がヤキモチ……。
「透也がヤキ───…っ‼︎ 」
嬉しくて嬉しくてつい声に出てしまった私の口を、透也が慌てて塞ぐ。
「美空っ‼︎ 」
うわっ…透也のこんな真っ赤な顔、初めて見たかも⁉︎
「透也、顔が真っ赤‼︎ 」
バッと手で顔を隠す透也。
もぉっ、スキップ〜。
ルンルンで歩き出せば、また別の男性社員に声を掛けられる。
「透也と別れたんだよね? 俺と付き合わない?」
「ええっ⁉︎ 」
うわっ、何これ何これ⁉︎
今日は男性社員にやたら声を掛けられる。
食事や飲みに誘われたり、こっ…こんな…告白っ⁉︎
「別れてないですから!」
グッと後ろに引き寄せられる。
目の前に広がる大きな背中。
……透也……。
「美空っ、何で黙ってるんだよっ? ちゃんと断れよ!」
「へへへ」
透也がヤキモチ妬いてる。
ヘラヘラと顔がにやけてしまう私。
「私モテ期⁉︎ 」
神様、ありがとうーっと叫ぶ私。
「美空っ‼︎ 」
透也は不機嫌に怒るけど、私にとって透也がヤキモチ妬いてくれるなんて、こんな嬉しいモテ期はないっ。
透也の後ろを歩きながら、笑い声が漏れちゃう。
透也がヤキモチ……。
透也がヤキモチ……。
「透也がヤキ───…っ‼︎ 」
嬉しくて嬉しくてつい声に出てしまった私の口を、透也が慌てて塞ぐ。
「美空っ‼︎ 」
うわっ…透也のこんな真っ赤な顔、初めて見たかも⁉︎
「透也、顔が真っ赤‼︎ 」
バッと手で顔を隠す透也。
もぉっ、スキップ〜。
ルンルンで歩き出せば、また別の男性社員に声を掛けられる。
「透也と別れたんだよね? 俺と付き合わない?」
「ええっ⁉︎ 」
うわっ、何これ何これ⁉︎
今日は男性社員にやたら声を掛けられる。
食事や飲みに誘われたり、こっ…こんな…告白っ⁉︎
「別れてないですから!」
グッと後ろに引き寄せられる。
目の前に広がる大きな背中。
……透也……。
「美空っ、何で黙ってるんだよっ? ちゃんと断れよ!」
「へへへ」
透也がヤキモチ妬いてる。
ヘラヘラと顔がにやけてしまう私。
「私モテ期⁉︎ 」
神様、ありがとうーっと叫ぶ私。
「美空っ‼︎ 」
透也は不機嫌に怒るけど、私にとって透也がヤキモチ妬いてくれるなんて、こんな嬉しいモテ期はないっ。

