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想い人
第1章 彼氏の想い人

「うぇー…っ…っく……」
「ぎゃぁっ、幽霊っ‼︎ 」
トイレから聞こえる嗚咽に、入ってきた女子社員が悲鳴を上げて出て行く。
─────幽霊じゃないっての!
トイレに篭り、泣くこと1時間。
涙が止まる気配はない。
だってさ、用事が終わってからでも会えないって事は、夜まで掛かる用事って事でしょ?
夜…夜中……? ……朝帰り……
そうなったら思い浮かぶのは一つしかないじゃんっ‼︎
そんなの嫌だよ!
透也はカッコイイし、モテるのはわかってる。
でも、”好き”とか”付き合おう”とか言われてなくても、私が彼女だよね?
私以外の人と夜を共にしないでよ!
「ダメっ! そんなの絶対ダメっ!」
ブンブンと首を横に振れば、溜まっていた涙が飛び散った。
「ぎゃぁっ、幽霊っ‼︎ 」
トイレから聞こえる嗚咽に、入ってきた女子社員が悲鳴を上げて出て行く。
─────幽霊じゃないっての!
トイレに篭り、泣くこと1時間。
涙が止まる気配はない。
だってさ、用事が終わってからでも会えないって事は、夜まで掛かる用事って事でしょ?
夜…夜中……? ……朝帰り……
そうなったら思い浮かぶのは一つしかないじゃんっ‼︎
そんなの嫌だよ!
透也はカッコイイし、モテるのはわかってる。
でも、”好き”とか”付き合おう”とか言われてなくても、私が彼女だよね?
私以外の人と夜を共にしないでよ!
「ダメっ! そんなの絶対ダメっ!」
ブンブンと首を横に振れば、溜まっていた涙が飛び散った。

