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想い人
第1章 彼氏の想い人

相手は誰⁉︎
透也の身近な女を思い浮かべてく。
部署にいる若い女性は私と彩華先輩。
……彩華先輩?
うーん、ないな。
透也にその気があっても、私の気持ちを知ってる彩華先輩が相手にするわけない。
ない……よね?
でも、透也はカッコイイから誘われれば行っちゃわない?
「そんなの絶対ダメ!」
いくら彩華先輩でも、透也は譲れないんだから!
「美空!」
トイレの個室のドアの外から、当の本人彩華先輩の声が聞こえる。
バンッ
私は勢いよくドアを開ける。
「ダメ! いくら彩華先輩でもあげないから!」
「はぁ?」
彩華先輩の思い切り怪訝な顔。
「誤魔化したってダメだよ! 透也に誘われてるんでしょ?」
バシッ
頭をはたかれる。
「痛ぁっ」
泣き過ぎて痛みすら感じる目にまた涙が溢れる。
「アホなこと言ってないで仕事しろ!」
更にまた彩華先輩に頭をはたかれた。
透也の身近な女を思い浮かべてく。
部署にいる若い女性は私と彩華先輩。
……彩華先輩?
うーん、ないな。
透也にその気があっても、私の気持ちを知ってる彩華先輩が相手にするわけない。
ない……よね?
でも、透也はカッコイイから誘われれば行っちゃわない?
「そんなの絶対ダメ!」
いくら彩華先輩でも、透也は譲れないんだから!
「美空!」
トイレの個室のドアの外から、当の本人彩華先輩の声が聞こえる。
バンッ
私は勢いよくドアを開ける。
「ダメ! いくら彩華先輩でもあげないから!」
「はぁ?」
彩華先輩の思い切り怪訝な顔。
「誤魔化したってダメだよ! 透也に誘われてるんでしょ?」
バシッ
頭をはたかれる。
「痛ぁっ」
泣き過ぎて痛みすら感じる目にまた涙が溢れる。
「アホなこと言ってないで仕事しろ!」
更にまた彩華先輩に頭をはたかれた。

