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想い人
第8章 【続】第三章・勘違いの想い人

「美空ぅ、ホントどうしようもない子だねぇ」
呆れたようにそう言い放ち、美空の母親が出迎えてくれる。
会社から美空の家に連絡がいき、ちょうど家に居た美空の母親が仕事を休んでくれたそうだ。
「透也くん、ごめんね。ありがとう」
慌てて玄関のドアを開け、美空の母親は中へと誘導してくれる。
美空の母親には何度か会った事はあるからか、俺ににこやかな笑顔を見せてくれた。
─────でも、美空の体調不良がつわりのせいだと知ったら……。
美空を抱き上げて車から降ろし、部屋へと運ぶ。
その間も、笑顔で話しかけてくれる美空の母親。
罪悪感のようなものでいっぱいになり、俺は目も合わせられず、曖昧な笑顔を返していた。
呆れたようにそう言い放ち、美空の母親が出迎えてくれる。
会社から美空の家に連絡がいき、ちょうど家に居た美空の母親が仕事を休んでくれたそうだ。
「透也くん、ごめんね。ありがとう」
慌てて玄関のドアを開け、美空の母親は中へと誘導してくれる。
美空の母親には何度か会った事はあるからか、俺ににこやかな笑顔を見せてくれた。
─────でも、美空の体調不良がつわりのせいだと知ったら……。
美空を抱き上げて車から降ろし、部屋へと運ぶ。
その間も、笑顔で話しかけてくれる美空の母親。
罪悪感のようなものでいっぱいになり、俺は目も合わせられず、曖昧な笑顔を返していた。

