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想い人
第8章 【続】第三章・勘違いの想い人

考えてみたら今日はもう木曜日で、明日の夜にはケーキを作らなきゃいけない。
でも、どんなケーキにしよう?
プリンカップケーキ…は、絶対絶対却下! あり得ない‼︎
あんな苦しい思いは2度とゴメンだし、透也は絶対巻き込みたくない。
プリン…も避けたいなぁ。
うーん、カップケーキ…普通のカップケーキ?
それならどうだろう?
思い切り難しい顔して考え込む私。
「…く! 美空! 美空っ‼︎ 」
少し声を荒げた透也の突然のアップにハッと我に返った。
仕事の後、私は透也の部屋に来ていた。
冷たい麦茶が入ったグラスを握り締めたまま、考え込んでいたみたい。
「なぁ美空、俺ってそんなに頼りない?」
突然の透也の言葉に、一瞬、頭の中が着いていかない。
「ええっ? そんな事ない! 頼りにしてる!」
驚いて大きくなった私の声。
やだやだ!
何でそんな事、こんないきなり言われて…
何? もう意味わかんない。
でも、どんなケーキにしよう?
プリンカップケーキ…は、絶対絶対却下! あり得ない‼︎
あんな苦しい思いは2度とゴメンだし、透也は絶対巻き込みたくない。
プリン…も避けたいなぁ。
うーん、カップケーキ…普通のカップケーキ?
それならどうだろう?
思い切り難しい顔して考え込む私。
「…く! 美空! 美空っ‼︎ 」
少し声を荒げた透也の突然のアップにハッと我に返った。
仕事の後、私は透也の部屋に来ていた。
冷たい麦茶が入ったグラスを握り締めたまま、考え込んでいたみたい。
「なぁ美空、俺ってそんなに頼りない?」
突然の透也の言葉に、一瞬、頭の中が着いていかない。
「ええっ? そんな事ない! 頼りにしてる!」
驚いて大きくなった私の声。
やだやだ!
何でそんな事、こんないきなり言われて…
何? もう意味わかんない。

