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想い人
第2章 私の想い人
お互い裸になってベッドに潜り込む。

私の上に覆い被さる透也。
その腕の中にギュッと閉じ込められた。

……透也の身体、温かい。
熱いくらいだ。


「美空……」
優しい声。
そして優しく私を見つめる瞳。

クラクラする。
好き過ぎて、幸せ過ぎて、苦しい。


「透也…たくさんっ…キスしてね……?」

「ん……」

頷きながら舞い降りる透也からの熱い口付け。
滑り込んで込んできた透也の舌を軽く吸う。

透也のキスは気持ちいい。
熱い舌に掻き回されれば、身体も心も熱くなって透也で満たされる。


「あンッ……やぁっ……んっ……」
私の口から零れ出す甘い声。

私の唇を離れた透也の唇は、薄紅色に染まる膨らみの頂を含む。

突き出たその膨らみに舌を這わせる透也。
甘い熱が身体中に広がっていく。

太腿がモゾモゾと擦り合う。
下腹部が熱い。

透也の身も心も欲しい─────…。

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