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想い人
第3章 それぞれの想い人

「イチゴっ、最高〜っ」
透也が頼んでくれたイチゴのデザートを一口含み、頬を押さえる。
「よかった」
透也の笑顔にドキドキする。
「……惚れた?」
「え?」
呟いた透也の言葉に、私は首を傾げる。
「最高級肉じゃないけど、ちゃんと俺に惚れ直した?」
あ……
昼間の会話を思い出す。
私が航先輩に惚れたって言ったの、透也はまだ気にしていたんだ。
「惚れたっ! 惚れ直した‼︎ 」
ぎゅっと透也の腕に抱き着く。
嬉しくて頬が緩む。
透也、やっぱり大好きだっ‼︎
久し振りに楽しくて、ずっと笑顔で食事をした。
恋人同士なんだよねって、嬉しくなった。
なのに……
♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜
透也の携帯が鳴る。
「あ……」
携帯画面を見て、困った顔をする透也。
「蕾…さん……?」
私はそう直感した。
「うん……ごめん、ちょっと出てくる」
そう言って透也は店の外へと出て行った。
透也が頼んでくれたイチゴのデザートを一口含み、頬を押さえる。
「よかった」
透也の笑顔にドキドキする。
「……惚れた?」
「え?」
呟いた透也の言葉に、私は首を傾げる。
「最高級肉じゃないけど、ちゃんと俺に惚れ直した?」
あ……
昼間の会話を思い出す。
私が航先輩に惚れたって言ったの、透也はまだ気にしていたんだ。
「惚れたっ! 惚れ直した‼︎ 」
ぎゅっと透也の腕に抱き着く。
嬉しくて頬が緩む。
透也、やっぱり大好きだっ‼︎
久し振りに楽しくて、ずっと笑顔で食事をした。
恋人同士なんだよねって、嬉しくなった。
なのに……
♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜
透也の携帯が鳴る。
「あ……」
携帯画面を見て、困った顔をする透也。
「蕾…さん……?」
私はそう直感した。
「うん……ごめん、ちょっと出てくる」
そう言って透也は店の外へと出て行った。

