この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
想い人
第4章 俺の想い人

恋人の振りはそれで終わったと思ってた。
なのに翌日、蕾さんの両親が会社に押しかけてきた。
俺が本当にここで働いているか確かめるためだったそうだ。
どこまでも疑い深い蕾さんの両親。
食事に誘われて、断る事が出来なかった。
「美空に何も話さなかったのは本当に悪かった。でも、蕾さんには、頼まれて彼氏のフリをしてただけだ」
「─────…っホントに?」
疑いの目を向けたまま、サッと俺の腕から逃げる美空。
「ホント!」
俺は思わず声を荒げ、無理矢理美空を抱き寄せていた。
「……確かに美空と会う前は蕾さんにアプローチしてたけど、今は……」
「透也くん! ひどい! 私を騙したの⁈」
突然の蕾さんのヒステリックな声に、俺も美空もポカンと蕾さんを見つめた。
なのに翌日、蕾さんの両親が会社に押しかけてきた。
俺が本当にここで働いているか確かめるためだったそうだ。
どこまでも疑い深い蕾さんの両親。
食事に誘われて、断る事が出来なかった。
「美空に何も話さなかったのは本当に悪かった。でも、蕾さんには、頼まれて彼氏のフリをしてただけだ」
「─────…っホントに?」
疑いの目を向けたまま、サッと俺の腕から逃げる美空。
「ホント!」
俺は思わず声を荒げ、無理矢理美空を抱き寄せていた。
「……確かに美空と会う前は蕾さんにアプローチしてたけど、今は……」
「透也くん! ひどい! 私を騙したの⁈」
突然の蕾さんのヒステリックな声に、俺も美空もポカンと蕾さんを見つめた。

