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想い人
第4章 俺の想い人

「……ずっとずっと好きでした」
「あははっ、嬉しい」
俺の言葉に、蕾さんはふわっと笑って抱き着こうとする。
そんな蕾さんから、俺は一歩身を引いた。
「確かにずっと好きでした。でも今は違う。今は蕾さんよりも好きな女がいます」
”計算高さ”なんて持ち合わせてない、バカが付くくらい正直な美空。
振り回されるなら、蕾さんの計算の中じゃなく、美空の素直さの中でがいい。
「え⁈ それって高梨さん?」
「はい」
蕾さんの言葉に即答する。
「あんなガキ……」
そう言って、慌てて口を押さえる蕾さん。
あぁ俺、この人の何が好きだったんだろうな。
「あははっ、嬉しい」
俺の言葉に、蕾さんはふわっと笑って抱き着こうとする。
そんな蕾さんから、俺は一歩身を引いた。
「確かにずっと好きでした。でも今は違う。今は蕾さんよりも好きな女がいます」
”計算高さ”なんて持ち合わせてない、バカが付くくらい正直な美空。
振り回されるなら、蕾さんの計算の中じゃなく、美空の素直さの中でがいい。
「え⁈ それって高梨さん?」
「はい」
蕾さんの言葉に即答する。
「あんなガキ……」
そう言って、慌てて口を押さえる蕾さん。
あぁ俺、この人の何が好きだったんだろうな。

