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JKアラート
第1章 JKアラート
 校門をくぐっていた。
 ジーンズの中でおれのペニスはちょっと勃起していたから、ペニスがジーンズに擦れて歩くのがどこかぎこちなかったが、おれはそんなことよりもいまの状況に興奮をおぼえ、しんぞうのばくばくがとまらない。
 それはつまりスマートフォンのけたたましいアラーム音からすべてがはじまったのだ。
 おれはうそかと最初おもったが、近くにいたオフィスレデイーにいたずらを、つまりそれはスカートをぬがしてパンティをおろし、下半身を露出させ、陰毛を嗅ぎ、あそこをなめてもそのオフィスレデイーは平然と顔を、いっさい動かさずにおれの変態行為に耐えていたから、おれは確信したのだ。
 つまりあれだ。世界がとまる、企画ものでよくあるあの時間停止がおこったのだ。
 世界がとまった。
 痴漢し放題だった。
 それはおとこのロマンだった。おんなから罵倒られずに欲望のままにおんなを犯せるのだ。犯し放題だ。好きなだけ射精して、おんなを犯せる。犯し放題だ。
 オフィスレデイーの穴という穴に射精したおれは、やはりというか、からだは正直なんだろう、からだは、おれのペニスは、都内にある女子校にむかっていた。
 校門をくぐった。
 くぐっただけで射精しそうだったが、あまりに嬉しさに射精したかったが、がまんする。せっかく目のまえに豪華な食事を出されたのに、しかも食べ放題なのに、食べずに帰るのはもったいない。
 欲望のままに喰らい尽くしたい。さんざんいままでがまんしてきたうっぷんをはらしたい。私鉄に乗っているときにどれだけ犯したいと、いや妄想のなかで犯したかしれない。それがだ。それが叶うのだ。まだ経験の浅い、まあたらしいおんなをおれのペニスで犯せるのだ。仕事で酷使した使い古されて黒ずんだあそこではなくて、サーモンピンクいろのまあたらしいあそこをおれが汚せるのだ。妄想したまま帰宅して目をつぶってティッシュをペニスに被して彼女らを犯す必要はない。じかにペニスを突っこんで犯せるのだ。
 おれは校舎に入る。
 不法侵入だが、だれも咎めるものはない。時間がとまっているのだ。だれもおれをとめることはできない。
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