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リヴァイ兵長は選べない人
第4章 罪作りな人
旧本部である古城の食堂にて、夕食にはまだ早い時間にエルドはそこにいた。
リヴァイ班全員とお茶をしながら談笑中だった。
…あの人はちゃんと話を出来ているだろうか。
リヴァイの事を気にかけて、あまり会話が頭に入ってきていなかった。
そこへ突然食堂のドアがギィと開いた。

「エルド、待たせたな」

突然のリヴァイの声に一同はドアに注目した。
エルドはさっと席を立つとドアへ向かった。

「ちょっと行って来る」

ざわめき立つ三人を残し、そう言い残すとエルドはドアを閉めて出て行った。
一歩下がった位置を常に保ってリヴァイについて行く。
そしてリヴァイの私室の前に着いた。

「入れ」

ドアを開けると、リヴァイはエルドを部屋に招き入れた。
リヴァイはソファーに勢いよく腰掛けて足を組んだ。
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