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リヴァイ兵長は選べない人
第4章 罪作りな人
「今の兵長ものすごくいやらしいですよ。全部丸出しで…」

急に耳元にエレンの吐息がかかる…

「犯したくなる」

その瞬間、するりと目隠しが外された。
視界には馬乗りになったエレンと、淫らに開いた自分の両足が見えた。
エレンは冷ややかな笑みを浮かべていて、その瞳は濁っている様に見える。
…一体どうしたというんだ……

「ねぇ兵長、ここに来るまでに誰と寝たんですか?」

エレンは両腕でリヴァイの胸元から腰までをなぞって言った。
その手はそのまま太腿から膝、足首へと移る。

「ねえ、どんな風に抱かれてどんな声を出して、どんな姿を見せたんですか?
俺ね、兵長が抱かれているのかと思うと、嫉妬で頭が狂いそうでしたよ」

リヴァイの全身が総毛だつ。
少なくとも、この状況は自分が招いた結果なのか…
リヴァイはこの事態をどう収めて良いか分からず、全身の力が抜けた。
俺がこの少年を狂わせた……
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