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第5章 動き出す感情

「そんなことが・・・

麻未さんをフるなんて、しかも思わせぶりに５年も一緒に居て・・・


　　　　　許せない男ですねっ！　　

　　・・・何だか腹が立ってきたなぁもう・・・」


冬真は腕組みし、怒った顔を見せる。



「はは・・・あなた、面白い人・・・


自分の心配をしなさい？

　このままじゃジレンマでつぶされるわよ？


若いんだから思い切らないと・・・ね？」