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第5章 動き出す感情

「麻未さん・・・こんな僕の事を、真剣に考えてくれている・・・


嬉しいです、ホストでも人間扱いしてくれるんですね？！」


冬真は少し伏し目がちで、麻未を見つめる。



「いえ・・・あの・・・冬真くん？

　ホストだとか、気にし過ぎよ？


どんな仕事していたって、同じでしょ？

　同じ男、同じ人間じゃないの？！


仕事や年齢で、人を区別や差別をする視線て、つまらないわよ？ね？」