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夜まで待てないっ!
第9章 真夏の珍事



榊 充(みつる)はそう言うと、持ってきた花束を乱暴にテーブルに叩きつけた。



他の席で楽しんでいた女性客が、びっくりして立ち上がる。



恵介と恭平は場を和まそうと、必死で客を笑わせている。




栄はキャバ嬢の一陣に一言断りを入れ、騒動の席に近付いて低い声で言う。




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