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夜まで待てないっ!
第10章 9月の雨
***
「あなたに会えない日々、私はあなたの事ばかり考えて・・・おかしい?」
まだベッドから立ち上がれない麻未が、冬真の顔を見つめて、呟く。
「僕だって・・・麻未さんを思い出して、
一人で・・・してたんですよ?笑わないでね?」
冬真は意外な事を言ってのける。
「まぁ・・・可愛い事言っちゃって・・・
お客様に手を付けたりしたら・・・首にするからねw」
麻未は満足げに、冗談で返す。
「あはは・・・僕にとってお客様は、お客様です。
麻未さんは僕にとって特別・・・これ以上の存在は、あり得ないんですよ?」