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第11章 雪の降る街

「だって、あなたのお父様と私は・・・そんなのんきな事・・・」


「離婚したでしょ？　それとこれとは別の問題でしょ？」


隆生からは、離婚届を出し、慰謝料等の事は考えていないとのメールが来ていた。



「うん・・・でも今はあなたと一緒に居ることは出来ない。

そんな気持ちには・・・なれないわ・・・

いくらなんでも・・・気持ちの整理が・・・」



麻未はまた涙が出そうになるのを、必死で堪えた。