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猟奇殺人
第1章 第一の女
 きみはゆりという。
 もちろんきみとゆりと呼んだことはないが、きみはゆりだからぼくはきみをゆりと呼ぶ。
 両手で隠してももれ出るそのしろいふくらみは興奮してるようで、強ばったそれは若干のしろいえきたいにおおわれて、それはやはりというか、ちちくさかった。
「どうしてこんなことするのよ。わたしがあなたにいったいなにをしたっていうのよ。あなたに虐殺されるほどひどいことなんて、わたしした憶えはないの。だからおねがいだから、わたしを虐殺するなんて怖ろしいこと言わないでよ」
「きみはね、ぼくに虐殺される理由があるから、いまそうやって横になってぼくに虐殺されるのを待っているんだよ。きみはぼくに虐殺される正当な理由を持っているからそうやってぼくに虐殺されるのを怖がっているんだ。わかるね?」
「わからない」と、なんどかゆりは虐殺に訴えたが、虐殺はそのたびにゆりの顔を殴って、殴るたびにゆりの声はちいさくなって、まっ赤にはれあがるころにはゆりはなにも喋らなくなった。
 阪神巨人戦の実況がぼくにもゆりにもきこえていた。
 岡田が原がどんな顔をして選手たちを試合の成り行きを凝視しているかわからない。
 ここからはあまりに離れすぎていた。
「きみは。ずっとこうしたかったんだ。いつかきみはぼくに虐殺される。そういまこうしてぼくにきみは虐殺されるんだ」
 ゆりはぼくの知ってたころのゆりよりは多少なり老けていたが、それでもゆりはぼくの知ってたころのようにぼくのこころのやわらかいところを刺激する。
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