この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
猟奇殺人
第1章 第一の女
 野球バットで掻きみだす。掻きみだすためにゆりのからだは上下に折れ曲がって、ひめいにちかいこえを抜けた歯のすき間からひゅうひゅうとはき、虐殺はゆりの苦痛をかまわずに野球バットでゆりのなかみをぐちゃぐちゃにかき回し、ゆりは興奮のせいか、瞳はしろくにごって、腫れぼったいくちびる口角からはとめどない唾液であごをたっぷり唾液のあわでぬらして、血のまじったくさいにおいをとめどなくはなっていた。
 阪神巨人戦の実況は盛り上がりを見せていたが、どっちが有利か、それに集中してないからわからない。ともかく阪神にしろ巨人にしろ、どちらかは有利になって実況は声高らかにそれをぼくらに伝えていた。
「ぼくはね思うんだ。きみたちを見てたらね、うみがめを思い出すんだ。産卵期をむかえたうみがめをきみたちに見るんだ。ぼくらはそれに利用され、うみがめを海へかえすためにぼくらはばかみたいにそれに付き合わされているんだと、ときどきぼくは思うんだ。きみだけじゃなくて、きみたちがみんな、ぼくにはうみがめに見える。ぼくらはそんなばかげたことに付き合わされているだけなんだ。ほんとうにばからしい。きみたちはうみがめなんだ」
/7ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ