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花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~
第5章 二つめの恋花 恋紫陽花 其の壱
 とにもかくにも、その小さな川が、お民の大切な一人息子の生命を奪ったのであった。
 倅を突如として失った当時、お民は毎日、泣き暮らしてばかりいた。本当に同じ長屋の連中からも羨まれるほどに出来の良い倅であった。同じ長屋の浪人者夫婦が寺子屋を開いており、そこにも通い始めたばかりだった。まだ手習いを始めてふた月ほどであったにも拘わらず、憶えが良いと賞められ、お民でさえ何とか読めはしても書けない仮名文字をすべてすらすらと書いてみせ、兵助とお民を随分と歓ばせた。
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