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花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~
第5章 二つめの恋花 恋紫陽花 其の壱
「お帰り。ごめんよ、つい考え事をしちまってさ」
「何だよ、何だよ。深刻な顔で考え事なんて、お前には似合わねえのにさ」
 その当の亭主兵助が破顔して立っていた。
 薄鼠色の着物を着ている様は、それこそ〝禿げ鼠〟のようだ(喧嘩した時、お民は時々勢い余って兵助をそう呼ぶことがある)が、大工としては熟練した職人で親方からも片腕として頼りにされていて、見かけにはよらない。そんな亭主が実は、お民には自慢なのでもある。
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