この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~
第10章 桜いかだ 其の参
 ふいに藤次郎が上に乗った弥助の腹を下から蹴り上げた。隙を突かれた弥助が勢い余って後ろへ倒れる。その拍子に、丁度、真後ろにあった机の角に頭が激突した。鈍い音がして、弥助の逞しい身体が後へと沈んだ。
 仰向けに横たわったまま微動だにせぬ弥助に、おれんが走り寄る。
「大丈夫? 弥助さんッ、弥助さん」
 まるで死人のように身じろぎもしない弥助を、藤次郎は腑抜けたように眺め下ろしていた。
/924ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ