この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~
第10章 桜いかだ 其の参
「じゃ、また」
 片手を上げ出ていこうとすると、背後からおれんの心配そうな声が追いかけてくる。
「一人で帰られますか? 何なら長屋まであたしが送っていきますよ」
「そんなことをして貰ったら、今度はまた、俺があんたをここまで送り届けなきゃいけなくなる。どこまでいっても、イタチごっこだ」
 屈託なく笑う弥助を、おれんはそれでもまだ不安そうに見つめていた。
「心配しねえでくんな。俺は大丈夫だから」
 もう一度おれんを安心させるように笑いかけ、今度こそ弥助は店の外に出た。
/924ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ