この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~
第11章 四つめの恋花 山茶花~さざんか~ 其の壱
 桜の樹の傍らに、山茶花が植わっている。
 淡い紅の花が寒風に嬲られ、かすかに身を震わせていた。山茶花の上にも雪は絶え間なく落ちてくる。
 千汐は欄干の端に積もった雪を人差し指でそっとぬぐった。雪のひんやりとした感触が指先を痺れさせる。ふうっと温かな吐息を吹きかけると、雪はさらさらとした音を立てながら、あたかも花びらが舞い散るように消えていった。
/924ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ